プロ家庭教師 芦屋における何らかの動きがあるようです

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別に、他の会社に「こいつを雇うな」というお触れが回るわけではない。 そういう具体的なプロセスなしに効果が生まれるからこそ、システムと言うのである。
いったん入社した会社を辞めたら、単に、そこの社員でなくなるだけではなくて、終身雇用制という社会のシステムから追い出されてしまったのだ。 しかし、90年代以降、そのシステムは崩壊しつつある。

そして、会社の本質は、共同体ではないことが明らかになった。 共同体であれば、メンバーであること自体に存在意義がある。
たとえば、親子、兄弟は、それだけで、特別なことは何もしなくても、家族である。 しかし、会社と個人の関係は、そういうものではない。
共同体ではないから、お互いに役に立つ限りにおいて、関係を結ぶ。 その関係は、「労務と賃金の交換」である。
個人が労働を提供して、会社は賃金を支払う。 ふたたび、英作文の話になるが、「XX会社で働いている」は英語ではどう言うか。
「会社」を「場所」と捉える日本人にありがちな誤訳である。 「at」ではなく「for」が正しい。
XX会社のために、すなわち、XX会社に利益をもたらすために、労務を提供するのである。 その見返りに、XX会社は給料を支払う。
オフィスに存在しているだけでは、働いていることにはならないのだ。 年功序列と終身雇用は、高度成長という特殊な時期だけに有効な特殊なシステムであった。
高度成長が終わり、会社と個人の関係は、本来の姿に戻ったのである。 会社の本質は、場所でも、人でも、ない。

それでは、会社を代表する製品やブランドはどうであろうか?製品やブランドは、会社にとって、利益をあげるための手段に過ぎない。 一つ何十万円もするハンドバッグで知られるエルメスは、もともと、馬具メーカーであった。
馬具を作るための皮をなめす技術を活かして、ハンドバッグを作るようになったのである。 かつてフランスの王侯貴族に馬具を売っていた会社が、今では、日本のOLにハンドバッグを売っている。
会社は、利益をあげるためには何でも売るし、誰にでも売る。 19世紀は、王侯貴族に馬具を売る商売が儲かった。
20世紀には、OLにハンドバッグを売る商売が儲かった。 その時代の変化についていけない会社は、持っている技術を活かせずに消滅していく。
たとえば、日本の織物産業である。 日本人が和服を着なくなって、「日本の金持ちに和服を売る」という商売は難しくなった。

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